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日本中の人がTVの前に釘付け状態

筒井康隆氏の短編に『巷談アポロ芸者』という作品があります。月面に降り立つアポロ11号の宇宙中継を実況中継する、TVの特番に掛け持ちで出演するSF作家を、筒井氏一流のギャグとドタバタで描いたものです。その前半部分は、確かに当時の空気?がかなり正確に書かれています。

いよいよアポロ11号が発射されてからは、お祭り騒ぎのようで、TVをつければどの局もアポロ一色。当時の新聞のラジオテレビ欄を見ると、月着陸当日は、日本時間の正午から夜まで、びっしりとアポロの特番で埋まっています。

だって、家庭のお茶の間のテレビで、月に降り立つ人間をリアルタイムで見られるんですよ!夜空の彼方に浮かぶ、あの月の上を人間が歩く姿が宇宙生中継で見られるなんて…。誰もが、歴史的な瞬間をこの目で見たいと思ったものです。今のオリンピックやワールドカップの熱狂どころではない…と言えばお分かりでしょうか。

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あの当時、多くの日本人は夜空の月を見上げて「あの上を、人間が歩いたんだなあ…」と不思議な気持ちで語り合ったものです。そして、「やっぱり月にウサギはいなかったね」というのが定番ジョークになったものでした??

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